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大学では法学部に在籍し、宅建やファイナンシャルプランナーの資格取得に向けた勉強もしていました。そうした知識を活かすため、卒業後は信用金庫へ入社。個人のお客様宅を訪問し、ローンの借り換えや定期預金の提案を行いました。2年ほど信用金庫に勤めていたのですが、培った営業スキルをほかのフィールドでも試してみたくなり、学習塾に転職。学力を上げるための新たなカリキュラムを提案する営業や、生徒の学習状況や目標をヒアリングする進路指導を担当するなど、成績向上にダイレクトに貢献できるおもしろい仕事でしたが、勤務先がコロナの影響を受けてしまい再度転職することになりました。

次のキャリアを考えたとき、真っ先に選択肢として挙がったのが住宅ローンに関する仕事でした。信用金庫でさまざまな商材を扱いましたが、なかでも住宅ローンの借り換えは「金利が下がった」と喜んでいただけるケースが多く、お客様の暮らしに直結するためやりがいを感じていました。全国保証への入社の決め手は、提携金融機関の多さ。私が地方で勤めていた信用金庫でも利用していたくらい、全国のさまざまな金融機関と提携しており、多くのお客様の役に立てそうだと魅力に感じました。

入社後は、本店営業第二部に配属となりました。審査を1年経験したのち、現在の債権管理担当へ。債権管理業務とは、主に諸事情で返済が滞っているお客様のサポートをする業務です。電話や訪問して状況を伺い、ときには提携金融機関様を交えて三者面談することも。必要に応じてお客様に返済条件の変更を提案するなど一人ひとりに寄り添える仕事です。お客様としっかり向き合うことが求められるため、信用金庫と学習塾のキャリアで培った「交渉力」が活かせる場面が多くあります。

なじみのない方には、債権管理という言葉にネガティブなイメージがあるかもしれません。ですが、私たちはあくまで保証人であり、お客様側に立って共に考える立場。どうすればより良い選択になるかをとことん考え提案できるため、心から感謝されることが多いんです。たとえば、あるお客様を支援させていただいたときのこと。返済が困難な状況が続いており、住宅を手放す決断をされたお客様がいらっしゃいました。そこで不動産会社や司法書士の方と連携して住宅を売りに出したところ、想定以上の価格で売ることができ、住宅ローンの完済に加え手元に現金も残せたんです。その資金で生活を立て直す準備ができるようになり、とても喜んでもらえました。

実際に業務を担当してきて感じるのは、債権管理業務はチームプレーであるということです。個々のお客様の状況に合わせた対応や提案が求められ、一方で不動産や法律など専門性が高い知識が必要となることもあります。だからこそ、ひとりで抱え込むよりチームで相談しながら進めたほうが最適解を見つけやすいんです。そうした環境下なので、担当間のコミュニケーションは活発で、誰にでも話しかけやすい雰囲気ですね。分からないこともすぐ解決できるので、スピーディに成長できていると感じます。

私がいま目指しているのは、直属の上司のように幅広い知見を身に付けることです。上司は、債権管理と審査の経験が豊富。社内外から、どのような場面でも頼りにされています。そんなオールマイティに仕事ができる存在になることができれば金融機関様から厚い信頼が得られ、より多くの支援ができると思っています。あわせて、いずれは後輩育成もできる立場になりたいですね。先輩たちが私によくしてくださったように、それを後輩に繋いでいきたいです。